野ざらし日記

編緝出版×農藝全般「あらたま⦿農藝舎」主人・根津耕昌のblogです。

ことばとからだ――離魂状態にみる世界の成り立ち(草稿)

すべてのこだわりがほどけてしまふことへのあこがれとおそれ。あこがれとおそれのあわひにわれわれのいのちがある。 性の交はりを言う交合は「交(ちが)ひ合ふ」の意で、雌雄陰陽両極の二者が時を得て交(ちが)ひ遂には合一することからあらたな交(ちが)ひをう…

農藝ごよみ⦿和暦月齢カレンダー 取扱店まとめ

【 #農藝 ごよみ #和暦 #月齢 #カレンダー 】「自然と月の移り変わりを感じながら暮らす…二十四節氣、雑節、陰暦の年中行事、農にまつわる祭事や種まきの目安等も載って540縁」 #農藝暦 http://t.co/dX8oafE604 pic.twitter.com/3GvVShvVAC— 根津耕昌/Kousuk…

農藝ごよみ⦿和暦月齢カレンダー 注釈まとめ

【農藝暦】睦月朔日 元旦 歳神を迎へ一年の豊穣を祈る【2015/02/19】 pic.twitter.com/9BR8eivVey— 根津耕昌/Kousuke Nezu (@aranonohito) February 19, 2015 【農藝暦】睦月七日 人日の節句 春の七草 旬の野草をいただく【2015/02/25】 pic.twitter.com/cMb…

【2/22】ウトゥワスカラプ✜交流会――アイヌの歴史、文化と音楽に学び「ちがいをみとめてわかちあう」一日。

OKI AINU UTUWASKARAP GATHERING〈ウトゥワスカラプ utuwaskarap>はアイヌ語で「おたがいの氣持ちを理解しあう」を意味することば。そのためにまずは、ちがいをみとめてわかちあおう。そんな想いからこの企画は立ち上がりました。越境DUBサウンドで国内外の…

【日本語を読む】小林多喜二『蟹工船』

中華料理を食べに行った帰りの夜道で、車の追突事故に出くわした。 暗い交差点の真ん中で、避けきれずに鈍く鼻先を潰しあった二台の車が、あっけない音と煙を吐きだして動かなくなった。片方の車の運転手がドアを開けのろのろと往来を渡り、力なく歩道の隅に…

Pandora note #3 「放射能おばけ」と「査読」

「今の日本には白昼堂々おばけが歩き回っている。」という、どこか文学的な雰囲氣の一文から始まる論考がYahooニュースに公開され、話題を呼んでいます。放射能恐怖という民主政治の毒 (1)放射線と政治(小野昌弘) - Yahoo!ニュース 放射能恐怖という民…

農と平和「遠い挿話」――イラン・イラク、千夜一夜の幻想をぬけて

イスラム教という一つの名のもとに語られている、1980年からのイラン・イラク戦争、1990・91年の湾岸戦争、2003年からのイラク戦争へと至る道筋の上で、二つの重要な事件が起こった。一つはイランにおける「イスラム革命」、いま一つはイラクで起きたもので…

Pandora note #2 放射能泉入湯体験記

2013年の秋冬に、広島で滞在させてもらっていたパートナーの実家(的な場所)のお風呂がいわゆる天然の放射能泉で、漠然とした不安から入るのを避けていたのだが、天然放射線は人体に有害なのか、そうでもないのか、身をもって実験してみた感想をここに書き…

お役立ち情報Tweetまとめ

腹がへった際のお茶漬けの調味料に柚子胡椒ほど優れた逸品はない、と考えてよい。米麹入りの麹柚子胡椒は手抜きパスタのアーリオオーリオに最適すぎるから、すべて自然栽培原料の麹柚子胡椒を関西方面に送り込みたい、という秘かな野望があるのだ。柚子胡椒…

「夢色米」――多品種混植自然栽培米の世界

※この原稿は、京都の菜食レストラン「Vegans Cafe & Restaurant」のメニュー用に作成した記事を改稿したものです。 京都府南丹市の里山で「丹波ハピー農園」を営む堀さんの「夢色米」は、ひと味も二味もちがう貴重なお米だ。 種籾の準備、春の苗作りから秋の…

テクストとイメージ――江戸の読本にみるライトノベルの系譜

「読本(よみほん)」とは江戸時代に行われた文藝形式の一つで、その名の通り文章中心の読み物、とりわけ中国伝奇小説を下地に翻案、創意を凝らした物語の事をいう。戯作の名で纏められる江戸の出版物の代表格であり、絵草紙、絵本ともよばれた「草双紙(くさぞ…

Homo rehabilis――終わらないダンス

こどもの声を聴くこと。こどものからだの声を聴くこと。大事なものは、すべてそなえて生まれてきている。 とりかえしのつかないあの事故が起こり、僕らをつつみこむ環境が日毎夜毎に大きな変化を遂げつつあるこれからのこどもは、状況に適応して生まれてくる…

Pandora note #1 魚を食べること、 そしてそれぞれの想い。

東京電力福島第一原発の事故以来、私は魚介類をなるべく食べないようにしています。海洋性の魚類、貝類、海藻類など海で採れる食材は基本的に家では調理しませんし、外で食べなければならない雰囲氣になった時は「ベジタリアンなので」などと濁すことで摂取…

本朝幻想文学『斐陀匠物語』潤訳版

六樹園飯盛・作 根津耕昌・潤訳 六樹園飯盛、本名・石川雅望(いしかわまさもち, 1754-1830)は、江戸時代後期の戯作者。狂歌師、国文学者として知られる。通称石川五郎兵衛、号は「六樹園」「五老山人」等、狂名は「宿屋飯盛」。家業の宿屋を営むかたわら狂…

東京電力福島第一原発事故由来の放射能汚染の実態に関する報道記事まとめ

これは、東京電力福島第一原発事故由来の放射能汚染の実態等に関して報道された記事を、私がTwitter上で引用したもののまとめです。元記事は既に削除されている場合がありますのでご了承下さい。抜け落ちている文献、新たなニュースも随時追記していきます。…

朝(あした)の旅

ある夏の日の夜明けのことだ。 その時分、ぶざまで気儘な野宿の旅の途上にあった私は、山深い村の端をながれる小川のほとりで、寝袋につつまれて眠っていた。寝袋は夜露にしめっていたが、いつしか野宿がなれっこになってしまっていた私は、静かな閑村のはず…

歌集『曠野集』より

歌集『曠野集』(草稿) | 根津耕昌/Kousuke Nezu | note

小説「にごりえ」に見る過渡期の日本文語

言語は常に過渡期にある。過渡期の日本文語について考えてみようという本論の語り出しとしては身も蓋もない話ではあるが、現代においては忘れられがちな、忘れてはならない言語の本質と言えるだろう。 一葉樋口夏子が小説「にごりえ」を仕上げたのは明治28(…

粘菌漫録

以前、家の庭につくっていた菜園で粘菌を見かけることがあった。ちょうど梅雨の時期で、雨が降り、一夜明けたら庭の菜園に粘菌の子実体ができていた。紀州田辺の南方熊楠顕彰館で見た標本そっくりのものが、腐植化しかけた枯葉からポコリ、ポコリと生えてき…

子ども、多品種混植、人力生活演奏機、農藝暦

「子どもが食べようとしない、からだに取り込むのを拒む物にはそれなりの理由があるし、夜泣きするのもそうすることで血液循環と免疫機能を高め、母体から入った毒物、刺激物を排出しようとして泣く」Homo rehabilis――子どもに学ぶ https://t.co/FtfuHhdZWG—…

Homo rehabilis――旅する獣

ヒトが本質的に「旅をする獣」であることは、その歴史と身体的特質が物語っている。長距離を移動しうる二本の足と、海をも越えて旅を続ける為の道具をつくり、山野の獣を屠り、木の実を拾い集め旅の糧とすることを可能にした器用な両の手。ヒトはいつでも深…

精霊について

〈精霊 spirit〉と呼び慣らわされているものの半分は微生物の事であると、いつしか私は考える様になった。 私達の体にも棲んでいるそれらは、眼に映らず、人々の生活に寛いだ雰囲氣、福を齎す者もあれば、病苦を生み悪事を為し、死をまねく者もある。これは…

舞踊的身体と虚構

ミュージカルに特徴的な歌っておどる世界は虚構ではなく、かつてあった、そしてこれから存在するだろう世界を映した写実的表現なのでは、とふとおもう。ミュージカルは過去と未来、ヒトがほんらい的にもった世界をつなぐ架け橋であって、軍事教練的身体に支…

野のすみれ La Pensée sauvage――「野生の思考」にみる和歌の本質

春の野にすみれ採みにと來し吾ぞ。野をなつかしみ一夜宿にける 〔萬葉集一四二四〕山部赤人 フランスの人類学者クロード・レヴィ=ストロース(Claude Lévi-Strauss, 1908-2009)教授のいわゆる〈野生の思考〉を念頭に萬葉集を通読すれば、それが「因果律の…

プロフィール/来歴

根津耕昌(ねづ・こうすけ) ◉物書き/編緝者/デザイナー 1981(昭和56)年、茨城県水戸の生れと言われる。乳児の頃は東京都江戸川区近辺にいた筈だが、記憶はない。もっぱら埼玉県で育つ。都内の高校に進学した時までは幾何数学を好む獣医志望の理科学生であっ…

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